私たちは、「選ばれる企業」「社会に認められる企業」を目指し、独自性と専門性を活かした住宅資材の提供を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。


当社を取り巻く環境は目まぐるしく変化しておりますが、その理念の実現に向けては、変化の激しい事業環境の中でも、柔軟かつ的確に対応する力が求められます。これまで培った専門商社としての経験・知識・ネットワークを最大限に生かしつつ、時代の変化や顧客のニーズに的確に対応し、さらなる企業価値向上に努め続けてまいります。

 

2025年の上半期における住宅関連業界におきましては、建築資材価格や運搬費・労務費等の上昇による住宅価格の高騰から、住宅取得マインドの低下が広がりました。政府の各種政策による下支えはあったものの、当社の主たる市場である持家及び戸建分譲住宅の新設着工戸数は、3月に建築基準法改正等に伴う駆け込み需要の発生により前年同期比で大きく増加しましたが、4月にはその反動で大きく減少し、全体としては前年同期比で減少傾向が続いており、厳しい事業環境となりました。また、住宅ローン金利につきましても、固定・変動金利ともに上昇傾向が続いており、引き続き注視していく必要があります。

 

このような状況のもと、当社は新築住宅市場において既存得意先との関係性の強化を図るとともに、施工付販売の実績を活かし業績の向上に努めてまいりました。また、そこでのノウハウをもとに、商業施設・文教施設等の非住宅市場やリフォーム・リノベーション市場においても販路の拡大と新たな取引先の開拓に取り組み、さらに、太陽光発電システムや蓄電池等をはじめとした環境配慮型商品の拡販に注力するとともに、工事機能の拡充による工事売上の増加および工事領域の拡大を図ってまいりました。

 

今後も、変化する市場環境に柔軟に対応しながら、持続的な成長と企業価値の最大化を目指してまいります。株主・投資家の皆様には、引き続き温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。 
 

2025年7月

代表取締役社長 北村 誠